ファミリーペット

柏でペットの健康をサポートし続けて35年

二番街の長崎屋ビル3階にある「ファミリーペット」は、柏で35年間続くペットショップで、 子犬(子猫)の販売、愛犬美容室、ドッグフードなどのペット用品の販売を手がけている。
「長崎屋柏店」は、2008年5月に「ドン・キホーテ柏駅前店」としてリニューアルオープンした。 「以前の店内は主婦層が多かったが、今は中高生の姿が増えて随分と客層が変わった。 でも、うちの店には昔からの馴染みのお客さんが今でも来てくれる。」と語る店長の須田佐智夫さん。
厳選された良質のペットフードを取り扱っている「ファミリーペット」では、犬の健康管理に関するアドバイスもしてくれるので、 お客さんからの信頼も厚く、通い続ける方々も多いのだろう。

開業以来35年の間、様々なお客さんとの出会いがあったそうだが、特に印象に残っているエピソードを伺った。
今から20年ほど前のバブル時代。年明け早々に、ある少女がたった一人で15万円入った財布を持ち「子犬をください。」と来店した。 聞けば自分のお小遣いで好きなものを買っていいと親から言われて一人で子犬を買いにきたらしい。 しかし、犬は「もの」ではなく、命ある「生き物」。子どもの一存で飼うのは、その犬にとって受難となりかねない。

「子犬の世話は大変なんだよ。お嬢ちゃん一人で世話するのは無理でしょう?お母さんたちの協力が必要になるのだから、ちゃんとお母さんとお父さんに話さないとだめだよ。」

須田さんは女の子にそう諭すと、家の電話番号を聞き、両親に事情を説明した。すぐに犬が買えると思っていた少女は泣きながら帰っていったそうだが、 その日の夕方、今度はその子の両親が一緒に来店した。「店長さんのおっしゃるとおりです。生き物なのですから娘だけではなく私たちも責任を持って飼いたいと思います。」 と親子揃って子犬を飼う時の注意点などを須田さんから教えてもらった上で一匹の子犬を家族として迎えた。
「そのご家族とは、今でも付き合いがあるんだよ。今飼っている犬は2頭目でね。」と須田さんは笑顔でおっしゃった。

須田さんに開業当時のことについても伺った。実は、当初は犬や猫を扱うペットショップではなく、熱帯魚店を営んでいたとのこと。 サラリーマンだった須田さんは22歳の時に起業を決意。勤めていた会社を辞め、約2ヶ月間の準備期間を経て熱帯魚店をオープンした。 勉強熱心な須田さんは、経営のかたわら熱帯魚に関する知識を着々と積み重ねていき、お店は順調に軌道に乗り、その後、犬・猫を扱うペットショップへと移行したのだそうだ。

生き物を飼うには、まず知識が必要。その信念をずっと持ち続けている須田さんは、お客さんに子犬を渡す前、1時間ほどの説明を欠かさないという。 「1時間説明してもまだまだ心配が残る。うちの店は年中無休だから、何か疑問があったらいつでも連絡してほしい。」と語る須田さんの真剣な口調から、 生き物を売る立場・買う立場(飼う立場)の両者とも、命に対する「責任感」を持つことが何より大切という強い思いが伝わってきた。

(記)柏木じゅん子



ファミリーペット  TEL:04-7163-4145